3章序盤戦
1章「クイックスタート」では、Android Studioを使ってほんの数分で単純な[Hello, Android]プログラムを作った。ほとんどのカモノハシと同様にこのプログラムは大したことはしない。II部ではもっと面白いアプリを作る。究極の三目並べゲームだ。
ゲームに少しずつ機能を追加しながら、Androidプログラミングのさまざまな側面を学んでいく。この知識はゲームであれ、ビジネスアプリであれ、その他思いつくどのようなプログラムであれ、あとで自分のプログラムを作るときに役立つだろう。まずユーザーインターフェースから始めよう。
本書のサンプルコードはすべてが印刷されているので、読みながらAndroid Studioでついていくことができる。しかし本書のウェブサイト†1からサンプルコードをダウンロードすれば、入力にかかる時間を大幅に節約できる。
3.1 三目並べサンプルについて
三目並べのやり方は誰でも知っているだろう。最初は何も書かれていない3×3のマス目があり、2人のプレイヤーが空いているマスに◯か×を書いていく。先に自分のマークを3つ連続で並べられたプレイヤーが勝ちだ。先に盤がすべて埋まってしまったら引き分けとなり勝者はない。
究極の三目並べ†2もそれと同じようなものだが、単純にマスに○や×を書くことはできない。大きな3×3のマス目のなかにある小さな3×3のマス目で三目並べゲームに勝たなければそこに自分のマークを入れることはできないのだ。盤面は図3-1のようになる。
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