June 2026
Intermediate
456 pages
6h 29m
Japanese
「幸せな家族はどれも似たようなものだが、不幸な家族はそれぞれの仕方で不幸だ」――『アンナ・カレーニナ』に登場するこの原則は、家族だけでなく、レガシーシステムの開発チームにも当てはまる。ソフトウェアシステムはそれぞれ異なる「病」に悩まされており、それゆえさまざまな「治療」が必要になる。近年、私たちはモノリスであれマイクロサービスであれ、次のような病が多種多様な組み合わせでレガシーシステムやその組織に生じるのを目にしてきた。
[†1] この用語はBrian FooteとJoe Yoderによって作られた([Foote and Yoder 1997]参照)。
本書の表紙には、アトラスガという蛾が描かれている。本書で取り上げるレガシーシステムと同様に、アトラスガも小さな存在(卵)から始まり、大きくて不格好な姿(毛虫)へ、さらに丸い塊(絹の繭)へと変化し、最終的には美しい姿に変容してハネを広げ、明るい未来へと飛び立っていく。アトラスガとレガシーシステムのもう1つの共通点はその大きさだ。アトラスガはハネの開長が9〜10インチ(22〜25センチ)にもなる、世界最大級の蛾の1つである。
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