付録Aスクリプト
本付録には、本文に収めるには長すぎたスクリプトのコードを完動版で示します。さらに、本書に掲載した表やテストデータを生成する際に利用したスクリプトも収録しています。
これらのスクリプトおよびコードの断片は、本書の例題コードを収録したGitHubリポジトリからも入手できます。
A.1 in演算子のパフォーマンス評価実験(3.9.1節)
例A-1に、timeit
モジュールを使用して表3-6の実行時間を生成したときのコードを示します。このスクリプトがやっているのは、主としてhaystack
およびneedles
のサンプルの準備と出力フォーマットの設定です。
例A-1のスクリプトを書いているとき、私はdict
の性能を正しい視点から見直すことができました。スクリプトを「詳細モード」(verbose)で実行しているとき(コマンドラインオプションの-V
)、得られた実行時間は表3-5の2倍近くにもなりました。しかし「詳細モード」といっても、試験用データの準備段階で4回、そして各試験が終了した時点で見つけたneedles
の数を表示するときに1回、それぞれprint
を呼び出しているだけです。haystack
からneedles
を実際にサーチするループの中では、出力はまったくありません。なのに、これら5回のprint
には、1,000個のneedleをサーチするのと同じくらいの時間がかかっているのです。
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