訳者あとがき
私自身がGo言語に取り組み始めたのは、Go 1のリリース(2012年3月28日)より前の2010年8月でした。若手のエンジニアと一緒に勉強会を始めたのがきっかけでした。新たなプログラミング言語であり、今日のようにウェブサービスの開発で広く普及するとは想像できませんでした。私自身が従事したGo言語を用いた本格的なソフトウェア開発は、2013年7月から始めたLinux上でのデジタルカラー複合機のコントローラソフトウェア開発でした。私自身が開発をリーディングし、コントローラソフトウェアをテスト駆動開発で一から開発しました。
私自身がこの本で説明されているgRPCに始めて触れたのが、2017年9月です。そして、2018年6月に(株)メルペイに入社して、Go言語によるウェブサービス開発のバックエンドエンジニアとして働き始めました。ウェブサービス開発にはそれまでは従事したことがなかったため、知らない技術要素が多くありました。Google Cloud PlatformやKubernetesは初めてであり、この本で説明されている可観測性なども含めて経験のないものが多く、独学しながらのソフトウェア開発でした。その意味で、この本が当時あれば、とても役立ったと思います。
この本では、各章の初めに知っておくべき知識が簡潔にまとめられており、その後にハンズオン形式でコードの説明が行われています。そのため、ハンズオン形式の前まで一通りすべての章を読むことで、分散サービスに関する基礎知識を得ることができます。
ハンズオン形式のコードについては、実際に手を動かして試してみることを勧めます。この翻訳本のコード†1は、原著のコードとは多少異なっています。それは、私自身が実際に動作させて見つけた問題を修正したり、semgrep ...
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