May 2014
Beginner to intermediate
380 pages
5h 26m
Japanese
ここ数年のWebパフォーマンス最適化(WPO)業界の出現とその急激な成長は、アプリケーションのスピードとその向上によるユーザ体験の向上が、より多くのユーザにとって重要なものになっているという証拠です。これは、我々の恒常的に加速・接続されている世界における単なる心理的なスピードの必要性ではなく、多くのオンラインビジネスの業績を計測した結果という経験から導き出された要求なのです。
簡単に言うと、スピードは機能です。そしてこの機能をユーザに届けるためには、関連する多くの要素と根本的な制限を理解する必要があります。本章では、ネットワークトラフィックのパフォーマンスを左右する2つの重要な要素に焦点を当てて説明します。レイテンシ(latency)と帯域幅(bandwidth)です(図1-1)。
[†1] 訳注 帯域幅はその経路における理論的な最大通信速度のことで、スループット(throughput)は実効速度です。
レイテンシと帯域幅がどのような関係を持っているかを完全に理解することが、TCP・UDP、そしてその上で動作するアプリケーションプロトコルの内部構造とパフォーマンスの特徴をより深く知るためのツールとなります。
図1-1 レイテンシと帯域幅
わずか数ミリ秒の遅れが数億円の損益につながることのある金融市場で使用されるトレーディングアルゴリズムにとって、レイテンシは重要な性能基準です。 ...
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