2章 ネットワーク接続Networking
Raspberry Piは、インターネットとの接続を前提としてデザインされている。インターネット通信はRaspberry Piの主要な特長のひとつであり、ホームオートメーションやウェブサーバー、あるいはネットワーク監視など、さまざまな利用の可能性を広げてくれる。
インターネットには(大部分のモデルでは)イーサネットケーブルを使って有線で接続することもできるし、最近のモデルにはWiFiが組み込まれている。
Raspberry Piをネットワークに接続すると、別のコンピューターからも遠隔操作できるようになる。これは、キーボードやマウスやモニターを接続せずにRaspberry Piをヘッドレスのサーバーとして使う場合に、とても役に立つ。
この章ではRaspberry Piをインターネットに接続し、ネットワーク経由で遠隔操作するレシピを紹介する。
レシピ2.1:有線LANに接続する
●課題 有線LAN接続を利用して、Raspberry Piをインターネットに接続したい。
●解決 まず、古いモデルAのRaspberry PiやPi ZeroにはイーサネットのRJ45コネクタが付いていない。その場合には、無線USBアダプターを使ってインターネットにアクセスするのがよいだろう[レシピ2.5を参照]。
モデルBやB+のRaspberry Pi(400や5を含む)には、その問題はない。イーサネットケーブルをRJ45ソケットに差し込み、反対側をルーターの空きポートに接続すればよい[図2-1]。
Raspberry PiがLANに接続されると、Raspberry Pi上のネットワークLEDが点滅を始めるはずだ。 ...
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