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デジタル動画のしくみは、ラスター画像を連続で表示しているだけとい
っても過言ではありません。基本的には超高速のパラパラ漫画です。
「1 秒間に画像を何枚表示するか」をフレームレートといいます(図3-
24)。カメラを使ったWeb会議のとき、カクカクしていると感じたら、ネ
ット回線の状況や処理能力に応じて、フレームレートが低くなっているの
です。
画像や動画ファイルは、何も工夫をしないとデータサイズが大きくなっ
てしまいます。よりよいデータの圧縮方法を求めてさまざまな圧縮方法
(コーデック)の開発が続いています。それゆえに、多様な形式が同時に
存在し、再生や変換などで苦労することもあります。
普通の動画は、フレームとフレームの変化は少ないことが多いです。
この特徴を活かして、単純にラスター画像として保存するのではなく、
変化の「差分」だけを保存することで動画を構成するというのが圧縮の
基本です(図3-25)。
この他にも、高周波成分
(変化の大きい部分)を取り除くことなど、圧
縮した画像や動画を完全には元に戻すことができない形式(非可逆圧縮)
にすることで圧縮率を上げる工夫をする場合もあります(図3-26)。
テレビ放送や動画のストリーミング配信では、データが途切れても動
画が止まらない保存形式が使われます。一方で、DVDなどは一部が途切
れたら動画全体が見られなくなる代わりに、ファイルサイズを小さくす
る方式を採用しています。
配信サイトやSNSで動画を見ているときに「1080p」や「360p」など ...