プレゼンテーションとは何でしょうか。本書が説明している対象を明確にするため、改めて確認しましょう。

プレゼンテーションの目的

 広辞苑では、以下のように記載されています。

会議などで、計画・企画・意見などを提示・発表すること。プレゼン。

 “会議などで”と記載がありますね。プレゼンテーションする側(スピーカー、プレゼンターなどと呼称される場合があります)があらゆる場面で、あらゆる手段を用いて行う行為の総称として、プレゼンテーションという言葉が用いられているようです。本書ではすべてを網羅できませんので、もう少し手段と対象を明確にします。

プレゼンテーションの手段

 最近ではプロジェクターと、Microsoft PowerPointやApple社のKeynoteに代表されるプレゼンテーションソフトの普及により、もっぱらコンピュータを用いてプレゼンテーションが行われるようになりました。

 作成したスライドは、プロジェクターなどで投影して発表するスタイルがよくとられます。

 コンピュータを用いない演説などの方法もありますが、本書ではプレゼンテーションソフトを用いた方式に的を絞って解説します。

 ちなみにコンピュータが普及するより以前は、紙とOHP[1]

Get ダマすプレゼンのしくみ 数値・グラフ・話術・構成に隠された欺く手法とその見破り方 now with the O’Reilly learning platform.

O’Reilly members experience books, live events, courses curated by job role, and more from O’Reilly and nearly 200 top publishers.