本章では、プレゼンテーションで実際に使われる話術のテクニック解説と、詐欺師・宗教家・占い師・霊能者・手品師などが使用するコールドリーディングを説明します。
質問をかわす話術
プレゼンテーションを聞いた際に質問することがあると思います。そして、質問をかわされることがあります。質問を受けた際に話術でうまくかわすテクニックがあります。どのようにして質問をかわされるか解説します。
これはプレゼンテーションをする側としては、すぐ実践できるテクニックです。筆者も使います。プレゼンテーションは、通常一方通行のコミュニケーションではありません。一方通行だと相手が理解してくれたかわかりませんので、質疑応答や、スピーカーからの問いかけ、もしくはコメントを求めたりします。プレゼンテーションをする側の立場では、都合の悪いところ、痛いところを突かれたりする時もあります。どんなに話がうまくても、いつかは答えられない、もしくは答えにくい質問を受けることになるわけです[1]。
ですが、次のテクニックを使えば、実はおおよその場面で質問をかわすことができます。
❖質問を回避する言葉
プレゼンテーションする側にとって、知らないことを取り繕って回答するのは、本当に大変です。ましてやそれが嘘だったらなおさらです。ですので、プレゼンテーションをする側は、答えられないということを認めてしまうという手法を使うことがあります。
都合が悪い質問だということを悟られないよう、ほとんど定型句として何パターンか用意されています。 ...
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