4章ゲームのインターフェース定義
前章では究極の三目並べというゲームを作り、オープニング画面を実装した。省略したのは何だろうか。その通り、ゲームの部分だ。2つの章に渡ってこのテーマに取り組んでいく。この章ではゲームのユーザーインターフェースを作る。スマホやタブレットを相手に渡しながら交互に操作すれば、ほかの人とプレイできるようになる。次章では思考して自分の手を指す機能をゲームに与える。これにより一人で遊べるようになる。
4.1 ゲーム盤
もっとも小さな部品からスタートして少しずつ大きな部品に進むという形でゲーム盤を作っていく。どのように考えた方がわかりやすいかによって、トップレベルのオブジェクトからスタートして下に降りていく方法もある。どちらにするかはあなた次第だが、私の場合は下から考える方がやりやすいのだ。
4.1.1 小さな出発点
まず図3-1の「究極の三目並べ」をもう一度見て、これを実装するには何が必要か考えてみよう。最初に頭に浮かぶのは何だろうか。おそらく×と○のシンボルだ(図4-1)。だからここから始めることにしよう。
独自の画像ファイルを作っても、本書のウェブサイト†1から私が作った画像ファイルをダウンロードしてもよい(ticTacToev2サンプルの一部になっている)。私はInkscape†2というフリーの画像編集ソフトを使ってx_blue.png
とo_red.png
を作り、128×128pxのPNGファイルとして保存した。PNGファイルは透明または半透明の背景を作ることができるので、他の画像の上に重ね合わせられる。 ...
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