4章ブロック、シャドーイング、制御構造
ここまでで、変数、定数、型について説明しましたので、プログラムのロジックや全体構造について見ていくことにしましょう。まずブロックについて説明します。ブロックによって識別子(変数、定数、型、関数など)の有効範囲(スコープ)を制御します。続いて、Goの制御構造(if、for、switch)について説明します。そして、最後のトピックはgotoです。使うべきケースがあるのです。
4.1 ブロック
Go言語ではさまざまな場所で変数が宣言できます。関数の外でも、関数の引数としても、関数内の局所変数(ローカル変数)としても宣言できます(今のところ作成した関数はmainだけですが、次の章で関数について詳しく説明します)。
(変数や関数などの)宣言が行われる場所を「ブロック」と呼びます。関数の外で宣言された変数、定数、型、関数は「パッケージブロック」に置かれます。ここまでimport文を使って文字列の表示(fmt)や数学(複素数)関連(math/cmplx)の機能を利用してきました。import文は、ほかのパッケージにある識別子をそのimport文を含むファイルで利用できるようにしてくれます。import文によって他のパッケージからインポートされた識別子は「ファイルブロック」に存在することになります(パッケージとimport文の関係は9章で詳しく説明します)。
関数のトップレベルで定義されているすべての変数(関数の引数も含む)はひとつのブロックに含まれ、ひとつの関数内では、「{」と「}」のペアでまた別のブロックを定義します。また、これから見るGoの制御構造(for、ifなど)も独自のブロックを定義します。内側のブロックでは、外側のブロックで定義された任意の識別子にアクセスできます。 ...
Become an O’Reilly member and get unlimited access to this title plus top books and audiobooks from O’Reilly and nearly 200 top publishers, thousands of courses curated by job role, 150+ live events each month,
and much more.
Read now
Unlock full access