11章プロジェクトって難しい
ぼくは締め切りが好きだ。びゅーんと来て去っていくあの音がいい。
――ダグラス・アダムズ
「うーん、どうしたらいいんだろう?」
はい、今日はあまりうまくいっていません。
あなたが作っている新機能のリリースは明日です。ずっと前からわかっていたことです。チームも何か月も前から知っていました。実際のところ、締め切りを設定したのはチームだったのです。チームはすべてをうまくやってきました。スプリントを毎回うまく進め、ステークホルダーにも最初から使ってもらいました。ほぼ毎日本番環境にリリースしていました。リリース日には全部が確実にうまくいくという、99.9%の自信がありました。
しかし大丈夫ではありません。それどころではない状況です。
すべては土壇場で突然明らかになりました。断続的に、サービス同士がネットワーク越しに通信できなくなりました。ログには的外れで混乱を招くエラーが出ています。昨日はデータが壊れました。もっとうまくいくはずでした。なぜリリース前日に、こんなことが起こるのでしょうか? なぜこのチームに? なぜ私に?
あなたは体が火照るのを感じています。説明責任があることもわかっています。そう、説明責任です。何をしますか?
プロダクトマーケティングにメッセージを送ることにしました。
あなた:ちょっといいですか?
アレックス:ええ、どうかしました?
あなた:リリースの延期が必要そうです。いくつか大きなバグがあります。
アレックス:え? 今さら無理ですよ。
アレックス:プレスリリースも出ちゃってますし、動画も完成してるんで。
アレックス:チームに頑張ってもらって、なんとかできないんですか?
何か刺激されるようなものを読むと、あごが締め付けられるような気持ちになることがあります。もっと頑張る? ...
Become an O’Reilly member and get unlimited access to this title plus top books and audiobooks from O’Reilly and nearly 200 top publishers, thousands of courses curated by job role, 150+ live events each month,
and much more.
Read now
Unlock full access