November 2015
Intermediate to advanced
360 pages
6h 16m
Japanese
辞書(dict)と集合(set)は、データに固有の順序性がないが、参照可能で他と重複しないユニークなオブジェクトを備えているときに最適なデータ構造です。参照に用いるオブジェクトを「キー(key)」といい、データを「値(value)」といいます。キーとして文字列をよく使いますが、ハッシュ可能なデータ型であればなんでも使えます。辞書と集合はほとんど同じものですが、集合には値がなくて、ユニークなキーの集まりだけがあります。名前が示すとおり、集合型は、集合演算に非常に便利です。
![]() |
ハッシュ可能な型とは、関数 |
前章で説明したように、固有の順序がないリストやタプルを探索する計算量はO(n)であり、ソートされていれば最良でもO(logn)でしたが、辞書と集合では任意のインデックスに対する探索計算量はO(1)で済みます。さらに、リストやタプルと同様に、辞書と集合はO(1)の挿入時間で済みます†1。「4.1 ...
Read now
Unlock full access