Kubernetes オペレータ

第4章. 演算子のフレームワーク

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演算子の開発や、その配布、デプロイ、およびライフサイクルの管理には、どうしても複雑さが伴います。 Red Hat Operator Framework は、演算子の作成と配布をより簡単にする。繰り返し演算子の実装作業の多くを自動化するソフトウェア開発キット (SDK) により、演算子の構築が容易になります。フレームワークは、演算子のデプロイと管理のためのメカニズムも提供する。Operator Lifecycle Manager（OLM）は、他の演算子をインストール、管理、およびアップグレードする演算子です。 Operator Meteringは、演算子によるクラスタリソースの使用を計算するメトリックシステムです。この章では、Frameworkのこれら3つの重要な部分の概要を説明し、これらのツールを使用してサンプルOperatorを構築および配布できるように準備します。その過程で、SDK機能への主要インタフェースであるoperator-sdk コマンドラインツールをインストールします。

演算子フレームワークの起源

Operator SDKは、Kubernetesの上に構築される。 controller-runtimeこれは、Goプログラミング言語でKubernetesコントローラルーチンを提供するライブラリのセットである。 Operator Frameworkの一部として、SDKは、OLMで演算子を配布および管理し、Operator Meteringで演算子を測定するための統合点を提供する。 SDKとRed Hat Operator Framework全体は、コミュニティ全体や他の組織からの貢献者によるオープンソースであり、Kubernetes自体や他の多くの関係プロジェクトのホーム 、ベンダーニュートラルなCloud Native Computing Foundationに 寄贈される過程にある。

演算子成熟度モデル

図4-1に示す演算子成熟度モデルは、演算子機能のさまざまなレベル（）について考える方法を示している。オペランドをインストールする最小実行可能製品から始め、ライフサイクル管理とアップグレード機能を追加し、アプリケーションの完全な自動化に向けて時間をかけて反復することができる。

図4-1. 演算子成熟度モデル

Operatorは謙虚な起源を持つことができ、一連の開発サイクルを経て洗練されていく。モデルの最初のフェーズでは、オペランドが必要とするリソースを作成するのに十分なアプリケーション固有のコードだけが必要である。言い換えれば、フェーズ1は、アプリケーションの準備された自動インストールである。

演算子SDK

Operator SDKは、足場、構築、およびデプロイのための演算子の準備のためのツールのセットです。 現在、SDKには、Goプログラミング言語での演算子構築のためのファーストクラスのサポートが含まれており、他の言語のサポートも計画されている。 SDKはまた、HelmチャートまたはAnsibleプレイブック用のアダプタアーキテクチャと表現されるものも提供している。これらのAdapter演算子については ...