June 2021
Intermediate to advanced
800 pages
13h 5m
Japanese
C#には、「2章 C#の基本的なコーディング」で示した組み込み型以外にも型があります。自分自身で型を定義することができるのです。実際のところ、C#でコードを作成するには、そのコードを含む型を独自に定義するしかありません。自作のコードであっても、.NETクラスライブラリ(またはその他任意の.NETライブラリ)であっても、すべてのコードが型と関連しています。
C#には複数の種類の型があるので、最も重要な型から始めます。
C#で扱うほとんどの型はクラスです。クラスは、コードとデータの両方を含むものです。クラスでは機能の一部を公開し、その他の機能はクラス内のコードだけが利用できるようにすることもできます。つまり、クラスにはカプセル化という機能が備えられています。クラスでは、そのクラスを使う側に対して明快なプログラミングインターフェイスを提供しつつ、内部的な実装の詳細にはアクセスさせないようにできます。
オブジェクト指向言語に精通している読者であれば、このカプセル化の機能はごく自然なものだと受け止められることでしょう。そうでない場合、入門レベルの書籍を前もって読んでおくことを勧めます。本書は、プログラミングそのものを教えることを意図していないからです。本書ではC#のクラスに特有の詳細機能について説明します。
実はこれまでの章でも既にクラスの例がいくつかありました。ここでは、その構造についてさらに詳しく見ていくことにします。単純なクラスを例3-1に示します(型およびそのメンバに対する命名規則については、補足コラム「命名規則」を参照してください)。
例3-1 単純なクラス
public class Counter { private int _count; ...Read now
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