May 2024
Intermediate to advanced
276 pages
3h 51m
Japanese
Awk は小規模ツールや個人用スクリプトの開発に適している。同じ処理の繰り返しを自動化したり、他の誰も目を向けないような、しかし当人にとっては重要な、特殊な計算などだ。
本章では例題を多く取り上げる。直接的には読者の役に立たないものもあるかもしれないが (一部の読者には役立つだろう)、自身で開発するプログラムやプログラミングに応用できる手法など、新たな視点が得られるだろう。
本章は、Awk が元々目的としていた単純な計算、および選択や変換、総和などの基本動作の例をふんだんに取り入れている。それ自体が興味深く、また有用なものばかりだ。Awk を紹介するものもあれば、プログラミングテクニックを示すものもある。一部の例は標準的な Unix ツールも併用する。Unix 環境では実用的な威力を発揮するだろう。
Awk はプログラム可能なツールとしても優れている。計算式を 1 コマンドにカプセル化し、個人用ツールとして手元に置いておける。本節では、著者陣が有用と考える小規模プログラムの例を挙げる。
BMI (Body mass index、体格指数) は肥満を測る指標として広く使用されている、次の計算式を用い、身長と体重から指標となる数値を求める方法だ。
BMI の値が 18 から 25 の範囲は「普通 /normal」と、25 から 30 までを「過体重 /overweight」と、30 以上を「肥満 /obese」と定義されている†1。公式には単位にメートルとキログラムを用いるが、ここでの実装ではインチとポンドを用いる。すなわち、プログラムで単位を変換する必要がある。1 キログラムは 2.2 ポンド、1 ...
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