11章 ハードウェアの制御Controlling Hardware
この章では、Raspberry Piの汎用入出力(GPIO)コネクターから電子回路を制御するコツをつかんでもらおう。
ほとんどのレシピでは、ハンダ付け不要のブレッドボードと、オス─メスやオス─オスのジャンパー線を使う必要がある[レシピ10.9を参照]。古い26ピンのRaspberry Piのモデルとの互換性を保つため、ここで紹介するブレッドボードの製作例はすべて、両方のGPIOレイアウトに共通する26本のピンのみを使っている[レシピ10.1を参照]。
この章の多くのレシピに使えるパーツやブレッドボードのキットについては、Project Box 1*1を検討してみてほしい。
*1 訳注:同様のものは、例えば秋月電子通商で「ラズパイ4対応 Raspberry Piで学ぶ電子工作 パーツセット」(通販コード:K-15351)として販売されている。
レシピ11.1:LEDを接続する
●課題 LEDをRaspberry Piに接続する方法が知りたい。
●解決 GPIOピンに、電流を制限するため470Ωまたは1kΩの直列抵抗を介してLEDを接続する。このレシピの製作には、以下のものが必要だ。
- ブレッドボードとジャンパー線(付録Aの「プロトタイピング用の器材とキット」を参照)
- 470Ωの抵抗(付録Aの「抵抗とコンデンサー」を参照)
- LED(付録Aの「光エレクトロニクス」を参照)
図11-1に、ブレッドボードとオス─メスのジャンパー線を使ったLEDの実体配線図を示す。LEDにはプラスとマイナスの極性がある。プラスは長いほうの足なので、こちらを抵抗と同じ列に差し込むこと。
ここで使った抵抗は470Ωで、Raspberry ...
Get Raspberry Piクックブック 第4版 now with the O’Reilly learning platform.
O’Reilly members experience books, live events, courses curated by job role, and more from O’Reilly and nearly 200 top publishers.