October 2025
Intermediate to advanced
372 pages
5h 56m
Japanese
これまでの章では、主にブラックボックス的なアプローチによる脆弱性調査を扱ってきましたが、本章では視点を変え、ソースコード解析に焦点を当てます。Webアプリケーションの脆弱性調査においても、ソースコード解析は非常に有効な手段です。たとえWebサービスのソースコードはブラックボックスであったとしても、Webブラウザからアクセス可能なフロントエンドのJavaScriptコードは常に解析対象となります。フロントエンドのコードからは、APIエンドポイントや認証情報などの重要な情報が見つかることもあれば、クライアントサイドのロジック自体に脆弱性が潜んでいることもあります。
また、対象システムがオープンソースソフトウェアを利用している場合や、パストラバーサルのような脆弱性を悪用してサーバサイドのソースコードを入手できた場合には、サーバサイドのソースコード解析も可能になります。WordPressで構築されたWebサイトであれば、WPScanのようなツールで利用されているプラグインを特定し、そのプラグインのソースコードを解析することで、未知の脆弱性を発見できる可能性があるでしょう。
本章では、このようなフロントエンドおよびサーバサイドのソースコードを対象とした解析の戦略と具体的な手法について解説します。
ソースコード解析は、ペネトレーションテストの目標達成に繋がる脆弱性を発見するための有効な手段です。しかし、特に読み慣れない大規模なコードベースを前にすると、どこから手をつけていいか困ることも多いでしょう。やみくもにコードを読み進めるだけでは、目標達成と関係のない些末な問題に時間を浪費してしまうこともあります。 ...
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