April 2025
Intermediate to advanced
328 pages
3h 23m
Japanese
この章では、jupyturtleというモジュールを紹介します。このモジュールを使うと、仮想のカメに指示を与えることで、簡単なお絵かきができます。このモジュールを使って、正方形、多角形、円を描画する関数を書き、インタフェース設計(連携して動作する関数を設計する方法)を示します。
jupyturtleモジュールを使うには、次のようにインポートします。
import jupyturtle
これで、make_turtleやforwardのような、モジュール内で定義された関数を使うことができます。
jupyturtle.make_turtle()
jupyturtle.forward(100)

make_turtleは画面上に、絵を描くことができるスペースであるキャンバスとカメを生成します。カメは円形の甲羅と三角形の頭で表されます。円はカメの位置を示し、三角形はカメが向いている方向を示します。
forwardは、カメが向いている方向に与えられた距離を移動させ、その道のりを線分で表します。距離は任意の単位で、実際の大きさはコンピュータの画面によって異なります。
jupyturtleモジュールで定義された関数を何度も使うことになるので、そのたびにモジュール名を書かないようにするには、次のようにモジュールをインポートします。
from jupyturtle import make_turtle, forward
このインポート文では、 ...