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Think Python 第3版 ―コンピュータ科学者の思考で問題を解決する
book

Think Python 第3版 ―コンピュータ科学者の思考で問題を解決する

by Allen B. Downey, 大橋 真也
April 2025
Intermediate to advanced
328 pages
3h 23m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
Content preview from Think Python 第3版 ―コンピュータ科学者の思考で問題を解決する

9章リスト

この章ではPythonの最も便利な組み込み型の1つであるリストを紹介します。また、オブジェクトと、複数の変数が同じオブジェクトを参照するときに何が起こるかについても学びます。

章末の練習問題では、単語リストを作り、それを使って回文やアナグラムのような特殊な単語を探します。

リストはシーケンスである

文字列と同様、リストは値の並びです。文字列では値は文字ですが、リストではどのような型でも構いません。リスト内の値は要素と呼ばれます。

新しいリストを作るにはいくつかの方法があります。最も簡単なのは、要素を角括弧([])で囲む方法です。例えば、次のものは2つの整数のリストです。

numbers = [42, 123]
       

そして、これは3つの要素のリストです。

cheeses = ['Cheddar', 'Edam', 'Gouda']
       

リストの要素は同じ型である必要はありません。次のリストには、文字列、浮動小数点数、整数、さらに別のリストが含まれています。

t = ['spam', 2.0, 5, [10, 20]]
       

リストの中に別のリストを入れ子にすることができます。

要素を含まないリストは空リストと呼ばれます。括弧を使った空のリスト[]を作ることができます。

empty = []
       

len関数はリストの長さを返します。

len(cheeses)
       
3
       

空のリストの長さは0です。

次の図は、cheesesnumbersemptyの状態遷移図を示しています。

リストは、外側に「list」と書かれたボックス、内側にリストの番号付けされた要素で表されます。

リストは変更可能である

リストの要素を読み取るには、ブラケット演算子を使うことができます。最初の要素のインデックスは ...

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ISBN: 9784814401161Supplemental Content