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仮想空間での活動がさらに浸透し始めると、出会いや友人という概念も
多様になります。対面による「はじめまして」から、仮想空間上で「協力
してプレイしましょう」まで、出会いはさまざまです。現実世界での友人
関係と仮想空間での友人関係はもちろん異なります。バーチャル上ではブ
ロックボタンを押せば、良くも悪くも一瞬で縁が切れてしまいます。
また、小中学生が放課後オンラインゲームで集合するように、現実世
界の延長に仮想空間で交流することや、仮想空間で知り合い、現実世界
で結ばれる話など、人と人の出会いと関係性はさらに多様化します(図
9-13)。
私たちは、これまで以上に多様な世界と複雑な人間関係の中で、現実世
界とアバター世界で存在するようになるかもしれません。
今後多くの人が、現実世界だけでなく、仮想空間上のさまざまなコミュ
ニティに属すると考えられます(図9-14)。好きなアーティスト、ブラン
ド、スポーツやゲームなど、想像する以上に、私たちは自分の「好き」を
追求でき、好きなコミュニティで多くの時間を過ごすようになります。
現実世界で好きでもないコミュニティに無理に属する必要はなく、また
1 つのコミュニティにとどまる必要もありません。現実世界のつながりを
否定するのではなく、仮想空間上でのつながりが増えることで、これまで
以上に選択肢が増えるということです。仮想空間で同じ空間や体験を共有
できることで、人生に影響を与えるほどの大きな出会いやコミュニティが
多様に存在していくでしょう。
仮想空間上での新たなコミュニティでは、単に新しい出会いではなく ...