おわりに
険しい丘に登るためには、最初にゆっくりと歩くことが重要である
—— シェイクスピア
ここまで私たちは、自然言語処理をテーマにディープラーニングの世界をゆっくりと歩いてきました。実際に、自然言語処理に関するさまざまなコードを実装し、多くの実験を通していくつもの重要な技術を学んできました。読者の皆さんにおかれては、そのような経験を通して、いくらかの学びがあったことを願っています。そして、そこにおもしろさや奥深さを感じてもらえたとしたら、著者として、それに勝る喜びはありません。
現在、ディープラーニングの分野は加速度的に進歩しています。大量の論文が毎日のように公開され、新たなアイデアがひっきりなしに提案されています。残念ながら、それらすべてに目を通すことはすでに不可能でしょう。この先ディープラーニングがどのような道を進むのか—— それを正しく明確に予測することは誰にもできないはずです。
しかし、その一方で、ディープラーニングにおいて重要な技術は(ある程度)固まってきています。本書で学んだディープラーニングに関する技術は、これから先も重要であり続けると筆者は考えています。本書で学んだ知識を足がかりにすれば、さらに広大な現在進行形のディープラーニングの世界へ、確かな足取りで進めるものと期待します。
これで本書も終わりです。ここまで本書を読み進めていただき、本当にありがとうございました。歴史的に見れば、私たちはディープラーニングが世の中に浸透し、それが世界を変える過程を目のあたりにしている世代です。筆者はたまたまそのような時代に生まれ、たまたまそのようなテーマの本を書いたにすぎません。しかし、そのような偶然の結びつきによって、こうやって、あなたと本書を通じて交流できたことを嬉しく思います。ありがとうございました。 ...
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