6章リアクティブプログラミング
リアクティブプログラミング(Reactive programming)は、データの変更やイベントに対してコードが反応(react)する形でプログラムを構成するプログラミングパラダイムだ。リアクティブプログラミングを用いると、リアルタイムで更新に対して動的に対応するシステムを構築することができる。本章は非同期プログラミングのコンテクストで書かれていることを強調しておこう。本書のトピックは非同期プログラミングなので、リアクティブプログラミングのすべての面をカバーすることはできない。ポーリングとデータの変更に対して反応する非同期アプローチに焦点を当て、温度の変化にフューチャが反応する基本的なヒータシステムを構築する。アトミック変数(https://oreil.ly/am-Pg)、mutex、キューを用いてイベントバスを構成し、複数のサブスクライバに対してイベントを配送できるようにする。
本章を読めば、非同期なデータ共有を十分理解し、スレッド安全で可変なデータ構造を構築できるようになるだろう。このようなデータ構造は、多数の並行非同期タスクから安全に操作することができる。また、オブザーバパターンを実装することもできるようになる。さらに、リアクティブなデザインパターンを非同期Rustで構成する技術を身につけることができる。デザインパターンについては、後の章でも説明する。
リアクティブプログラミングの探求を、基本的なリアクティブシステムを作成することから始めよう。
6.1 基本的なリアクティブシステムの構築
ここでは、オブザーバパターン(https://oreil.ly/WhPxe)を用いて基本的なリアクティブシステムを構築する。このパターン(https://oreil.ly/FEV1o ...
Become an O’Reilly member and get unlimited access to this title plus top books and audiobooks from O’Reilly and nearly 200 top publishers, thousands of courses curated by job role, 150+ live events each month,
and much more.
Read now
Unlock full access