December 2020
Beginner to intermediate
448 pages
7h 48m
Japanese
表層解析と動的解析は、マルウェアの基本機能を理解する上で優れた手法です。しかしこれらの手法は、マルウェアの機能に関して必要なすべての情報を提供してくれるわけではありません。マルウェア作成者は攻撃コードをCやC++などの高級言語で記述した後、コンパイラを利用し、実行ファイルへコンパイルします。一方マルウェアアナリストは、ソースコードは手に入らずマルウェアが手元にあるのみです。マルウェアの内部動作をより深く理解し、マルウェアの重要な側面を把握するためには、コード解析(静的解析)を行う必要があります。
この章では、コード解析を実行するために必要な概念とスキルについて説明します。このトピックをよりよく理解するため、この章ではC言語プログラミングとアセンブリ言語プログラミングの両方に関連する概念を利用していきます。この章で扱う概念を理解するためには、基本的なプログラミング知識(できればC言語プログラミング)が必要です。基本的なプログラミングの概念に慣れていない場合、プログラミングの入門書から始めて、後ほどこの章に戻ることをお勧めします(その場合、この章の終わりにある参考情報を確認してください)。
この章ではコード解析(リバースエンジニアリング)の観点から、以下のトピックをカバーします。
コンピュータは情報を処理するマシンです。コンピュータ内のすべての情報は、ビット単位(bit)で表されます。ビットは、2つの値、0または1のいずれかを取ることができる情報の単位です。ビットを増やすことで、数字、文字、あるいはその他任意の情報を表すことができます。 ...
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