March 2020
Intermediate to advanced
376 pages
5h 9m
Japanese
前の章では型システムの概念を紹介しましたが、型システムにおける「型」が実際に何を意味するのかを定義していませんでした。
値と、それを使ってできる事柄の集まり
これだと理解しづらいかもしれないので、なじみ深い例をいくつか挙げましょう。
boolean型は、すべてのブール値(trueとfalseの2つだけです)と、それらについて行うことのできる演算や操作(||、&&、!など)の集まりです。number型は、すべての数値と、それらについて行うことのできる演算や操作(+、-、*、/、%、||、&&、?など)の集まりです。これには、.toFixed、.toPrecision、.toStringなど、それらについて呼び出すことのできるメソッドも含まれます。string型は、すべての文字列と、それらについて行うことのできる演算や操作(+、||、&&など)の集まりです。これには、.concatや.toUpperCaseなど、それらについて呼び出すことのできるメソッドも含まれます。あるものの型がTであることを目にした場合、単にそれがTであることがわかるだけでなく、そのTを使って「具体的に何ができるか」(および何ができないか)がわかるのです。思い出してください。肝心なのは、型チェッカーを使って、不正なことをしてしまうのを防ぐことです。そして型チェッカーが、何が正しくて何が正しくないかを知る方法は、あなたが使っている型と、それらをあなたがどのように使っているかを調べることです。
この章では、TypeScriptで利用できる型について紹介し、それぞれの型を使って何ができるかを説明します。図3-1は概観を示しています。
図3-1 TypeScriptの型の階層構造 ...
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