あとがき
本書は、推薦システムを日頃業務で開発している3人のメンバーで執筆しました。その3人の出会いは、2018年にデンマークで開催された推薦の国際学会RecSysです。学会の夜のバンケットで、お酒を片手に推薦システムの話で盛り上がりました。帰国後も推薦システムに対する熱は冷めず、毎年RecSysの論文読み会という勉強会を共同で開催していました。RecSys論文読み会も年々参加者が増えて、100人を超える方が参加してくれるようになりました。国内での推薦システム開発の需要が高まっているのを感じていました。
そんな折に、複数の参加者から、これから推薦システムを開発したいがどの書籍を読んだら良いか教えてほしいという声を聞きました。また、職場においてもこれからはじめて推薦システムの開発に携わる新入社員のエンジニアからも同様の声を聞きました。当時、日本語の書籍で推薦システムについて書いているものは、数式が多めであったり、昔の手法が多かったりと、これから推薦システムを開発する人にとっては、少し難しい内容でした。
そこで、まずは推薦システムの入門記事(https://note.com/masa_kazama/n/n586d0e2d49d2)を書いてウェブ上に公開したところ、反響が大きく、書籍でも読んでみたいという要望をいただきました。この反響の大きさを見て、推薦システムの入門書を求める方が多いことを再認識し、入門書を書くことを決心しました。ただ、推薦システムに関する話題は幅広いため、自分1人で書くのではなく、推薦システムの各領域の専門家と執筆したいと思い、RecSys勉強会を共同で主催していた飯塚さんと松村さんの3人で執筆プロジェクトが始まりました。まずは、3人で議論して、自分自身が新入社員だった頃に知りたかった内容を念頭に、章立てを決めて、得意な領域を執筆するスタイルで始めました。 ...
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