November 2021
Beginner to intermediate
272 pages
3h 32m
Japanese
3章では、ビジネスの問題を処方的な問いに書き換える方法を学んだ。私たちの場合、処方的な問いは、常にアクショナブルでなければならない。しかし、アクショナブルとは何なのだろうか。いや、あらゆるソリューションはアクショナブルなのではないだろうか。この章では、処方的な理想に近づくためのレバーを見つけたいという私たちの課題の中でこの問題を考える。
注意しておきたいことが1つある。レバーを見つけるためには、ビジネスを知る必要がある。だからといって、特定の業種で何年も経験を積まなければならないと言っているわけではない。そういう経験があれば、ものごとがうまくいく理由やうまくいかない条件についての直感が養われているはずなので、役に立つ場合はあるだろう。しかし、専門的ではない、むしろ粗野なものの見方が独創的な考えを引き出し、選択肢の幅を広げることが多いのも事実だ。
私たちの意思決定の構造に戻ると、私たちはビジネス上の成果という右端から、状況を動かすためのレバーがある左端に移ろうとしている(図4-1)。今までに説明してきたように、これは自然で健全な考えの進め方だ。ビジネスからスタートし、適切なレバーを引いて最良の結果を達成する方法を考えるのである。
図4-1 引きたいレバーの特定
人生とビジネスには、過酷な真実がある。私たちの目標のほとんどは、私たちが取るアクションを介した間接的な方法でしか達成できないのだ。たとえば、販売数の増加、生産性向上、顧客満足度の向上やコスト削減は、そういっただけでは達成できない。達成したいものを実現する私たちの能力は、介在する人的、技術的な要因によって、制約を受ける。 ...
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