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査読者あと書き
C++ は闇の言語だと言われることがあります。もちろん大抵は冗談交じりにですが。しかし残念
なことに時折ネガティブな意味で初心者の心をくじくためにそのような言説が使われることもあり
ます。「C++ は闇の言語だからやめときなよ」「C++ について言及すると C++ 闇の軍団がマサカリ7 を
投げてくる」「C++ は闇の言語だから自分には扱えない」、、、こんな感じです。普通、言語に対して
「闇」なんて形容がなされることなどあるでしょうか。冷静に考えるとありえないことのように思え
ますが、C++ には、確かに「闇」と言われると一定数の人間がどこか納得できてしまう何かがあると
いうのもまた事実です。この「闇」というものが、一体何なのか 単なる現実に追い詰められた
C++ プログラマの中二病8 の発露以上の意味があるとするなら を考えると、それは C++ の複雑性
にあると考えられます。
C++ の複雑性。それはこの本の存在自体が物語っていると言えるでしょう。表紙を見てみてくだ
さい。「C++11/14 プログラムを進化させる 42 項目」と書いてありますね? 単純に考えれば 42 個も
C++11/14 の使い方を向上できるやり方がある(そしてこの本はそれを全て分かりやすく解説してい
る、、、素晴らしいですね!)ということですが、言い換えれば C++11/14 には少なくとも 42 個の注意
すべき事項があるということです。ちょっとその C++ 大好きメガネを外してみてください。効率的 ...