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マスタリングAPIアーキテクチャ ―モノリシックからマイクロサービスへとアーキテクチャを進化させるための実践的手法
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マスタリングAPIアーキテクチャ ―モノリシックからマイクロサービスへとアーキテクチャを進化させるための実践的手法

by James Gough, Daniel Bryant, Matthew Auburn, 石川 朝久
October 2024
Intermediate to advanced content levelIntermediate to advanced
308 pages
4h 33m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
Content preview from マスタリングAPIアーキテクチャ ―モノリシックからマイクロサービスへとアーキテクチャを進化させるための実践的手法

6章

セキュリティ運用:脅威モデリング

 ここまで、デザイン、テスト、デプロイメント、APIのリリース戦略と、APIライフサイクル全体を解説してきました。Attendee APIは、外部システムに公開する準備ができているように見えるかもしれません。APIは素早く構築できますが、将来の互換性を考慮して設計するのは難しく、セキュリティを確保するのはさらに難しい課題です。実際のところ、開発者やアーキテクトは機能を提供することに焦点を当てており、セキュリティはプロジェクトの終盤になるまで考慮されないことがしばしばあります。

*1 理想的には「スタートレフト」、つまり開発の最初からセキュリティを前提として取り入れるべきでしょう。

訳注:また、類似した概念として、セキュリティバイデザイン(Security by Design)が知られています。デジタル庁が2022年に発表したガイドラインでは「情報システムの企画工程から設計工程、開発工程、運用工程まで含めた全てのシステムライフサイクルにおいて、一貫したセキュリティを確保する方策」と定義しています。また、当該ガイドラインでは、セキュリティバイデザインを導入するメリットとして、一貫したセキュリティ対策の実装が可能となり、致命的なセキュリティ対策の漏れなどによる上流工程への手戻りを防止でき、納期確保やセキュリティコスト低減が可能になることを挙げています。 ...

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ISBN: 9784814400898Publisher Website