October 2024
Intermediate to advanced
308 pages
4h 33m
Japanese
はじめに
本書を執筆した理由
2020年初頭、私たちはニューヨークで開催されたO'Reilly Software Architectureに参加しました。そこでは、JimとMattがAPIに関するワークショップとAPIゲートウェイに関するプレゼンテーションを行っていました。JimとDanielはLondon Java Communityで知り合った間柄で、多くのアーキテクチャのイベントと同様、APIアーキテクチャに関する考え方や理解について話すために集まっていました。私たちが廊下で話していると、何人かのカンファレンス出席者が私たちのところにやってきて、APIに関する経験について議論を始めました。みんな、APIについて私たちの考えやガイダンスを求めていました。このとき、APIをトピックにした本を書けば、カンファレンスでの議論を他のアーキテクトと共有できると考えたのです。
本書を読むべき理由
本書は、APIアーキテクチャの設計、運用、進化に関する全体像を提供するように設計しています。私たちは、解説パートと、カンファレンス出席者が講演を閲覧・予約する実際のカンファレンスシステムを模倣したケーススタディの両方を通して、私たちの経験とアドバイスを共有しています。このケーススタディは、抽象的なコンセプトがどのように実践的応用に結びつくかを探ることを目的として、本書全体を通して説明されています。ケーススタディの進化の概要を知りたい方は、10章を参照してください。
私たちはまた、自らが決断できるようにすることも大切だと考えています。これをサポートするために、私たちは次のことを行いました。