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マスタリングAPIアーキテクチャ ―モノリシックからマイクロサービスへとアーキテクチャを進化させるための実践的手法
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マスタリングAPIアーキテクチャ ―モノリシックからマイクロサービスへとアーキテクチャを進化させるための実践的手法

by James Gough, Daniel Bryant, Matthew Auburn, 石川 朝久
October 2024
Intermediate to advanced content levelIntermediate to advanced
308 pages
4h 33m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
Content preview from マスタリングAPIアーキテクチャ ―モノリシックからマイクロサービスへとアーキテクチャを進化させるための実践的手法

7章

APIの認証と認可

 前章で、APIサービスの脅威モデリングとOWASP API Security Top 10について学びました。Attendeeサービスは外部からの通信を受け入れる準備ができていますが、API利用者は具体的にどのように識別されるのでしょうか? 本章では、APIの認証と認可を説明していきます。認証は呼び出し元がだれであるかを示し、認可はユーザに許可されたアクションを意味します。

 まず、API用の認証と認可の意味に焦点を当ててみましょう。これによって、APIセキュリティの重要性と、APIキーとトークンを利用する際の潜在的な制限が明らかになります。OAuth2は、2012年に導入されたトークンベースの認可フレームワークで、APIセキュリティを確保し、アプリケーションがAPIに対してどのアクションを実行できるかを判断するための業界標準となりました。この章の大部分は、OAuth2、およびエンドユーザとシステムの両方に提供されるセキュリティアプローチに焦点を当てます。API利用者は、自分が代理でアクションを実行しているユーザ詳細を知る必要があります。これがどのように実現できるかを示すために、OIDCを紹介します。

 また、この章では、外部CFPシステムからのアクセスのため、Attendee APIサービスが準備すべき別なセキュリティアプローチを説明します。

7.1 認証

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ISBN: 9784814400898Publisher Website