2章UD(Universal Directory)の活用
UD(Universal Directory)はOktaの根幹であり、Oktaの各製品を利用する上での基本となる製品である。ユーザとアプリケーションは、UDの中でも扱いが非常に難しい領域であり、グループは両者を管理し、Okta orgの管理を可能な限り手をかけずに行う上で不可欠な機能である。本章では、他のディレクトリとの連携に必要な各種設定、ユーザやグループの設定について紹介する。
まずは、Oktaと既存のディレクトリとの連携から見ていこう。
次のテーマに沿って順に説明を進めていく。
- ディレクトリ連携による既存システムとの接続
- ユーザのインポートと作成
- グループ活用のベストプラクティス
2.1 ディレクトリ連携
設立間もない企業には、クラウド時代に誕生したという大きな強みがある。おそらく、利用しているのはクラウドサービスのみで、ディレクトリもアプリケーションの1つとして、おそらくはコラボレーション基盤の一部として構築されているだろう。こうした環境であれば、単にOktaを新しいID管理のディレクトリとして利用していけばよい。一方で、複数のディレクトリを何年もの間利用しており、ユーザが様々なハードウェアやシステム経由でそれらのディレクトリに接続しているという企業も少なくない。こうした企業の多くがActive Directory(AD)やLDAPから脱却できずにいる。とはいえ問題はない。Oktaは複数のディレクトリと連携し、ユーザ、グループ、属性、パスワードを同期させることができる。
従来はディレクトリさえあれば事足りていたが、前述したクラウドへのシフトに伴い、企業がクラウドアプリケーションを活用する上で、この点が課題となってきている。多くのクラウドアプリケーションが独自のディレクトリを内蔵しているため、管理者が、誰がどこにアクセス権を持っているかを俯瞰することが困難となってしまっているのだ。ADやLDAPの利用を継続し、APIによる作り込みで連携を維持することも不可能ではないが、それも日々困難になってきている。 ...
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