
斎藤:仮に「1行30文字」に設定したとします。すべての行を30
文字埋め尽くしてから改行した場合、段落が変わったことがわか
りにくいため、改行をしているのに文字が詰まって見えてしまい
ます。
一方、15文字〜20文字程度で改行をすれば、「内容の区切り」
が視覚的にもわかるため、読みやすくなります。
以前、僕が雑誌の編集に携わっていたとき、「1行17文字詰め」
のレイアウトを埋め尽くすように原稿を書いたら、当時の先輩編
集者に文字を削られたことがありました。「文字を削ったから、ポ
コポコ空きができたじゃん」と思っていたのですが、雑誌が出来
上がったとき、感心しました。適度に余白があって、とても読み
やすかったんです。
文道:「1行に文字を埋め尽くさないで改行をする」ことも、読み
やすくする上で大切なのですね。
斎藤:そう思います。
【例文】……行を埋め尽くさずに改行する
日本は、世界有数の地震大国で、これまで多くの地震や津
波による災害を経験してきました。 余白
例えば、平成28年の熊本地震において、最大震度7の地震
が2度発生したほか、一連の活発な地震活動によって、甚大
な被害を受けました。 余白
大きな被害をもたらす地震は特定の地域に限って発生して
いるわけではなく、全国各地で発生しています。 余白
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