はじめに
私たちは現在、ソフトウェア開発における大転換期にいます。ここ数年で生成AIツールは、珍しい新技術から日常的に使う道具へと姿を変えました。IDEのオートコンプリートから始まった機能は、コードのデバッグや機能追加、アプリ全体のスキャフォールディング(雛形作り)までこなす副操縦士(コパイロット)のように作業に併走するエージェントやプロダクションレベルのエージェントにまで成長しています。ソフトウェアの作り方が驚くほど速いペースで変わっていると実感しています。
私は技術顧問として10年以上にわたり、立ち上げ期の企業が良いソフトウェアを素早く提供できるよう支援してきました。開発速度や品質の基準を明確にし、メンバーが最適なツールとプロセスを使えるよう整えるのが私の役目です。そのため、登場したばかりのツールでも積極的に試し、ワークフローが良くなるかを見極めて開発プロセスに組み込み、定着するような取り組みを行う必要があります。これまで、ChatGPT、Cursor、GitHub Copilot、Lovableなどさまざまなツールを日々のソフトウェア開発で活用し、開発速度と成果物の質を高めてきました。
ただし、この変化のスピードは、圧倒されるほど速いものになっています。毎月のように新しいモデルが現れ、毎週のように新しいツールが公開されます。開発者たちは、コーディングを速くするため、新しい技術スタックを学ぶため、または週末だけでゼロからプロダクトを形にするために、それらのモデルやツールをさまざまな方法で活用しています。私だけでなく、他の人たちも同じように、この状況に必死で追いつこうとしていました。そこで私は、見つけられる限りのツールを試し、雑音の中から本当に役立つ知見を見つけ出すことにしました。本書はその成果であり、生成AIを賢く活用したいソフトウェアエンジニアのためのフィールドガイドです。 ...
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