January 2023
Beginner to intermediate
940 pages
15h 53m
Japanese
クラウドコンピューティングの普及により、パフォーマンスの分野では、解決される問題もあれば、新たに現れた問題もある。クラウド環境は、オンプレミス(企業内)データセンターのように構築、管理のオーバーヘッドがかからず、瞬時に作り、オンデマンドでスケーリングできる。必要に応じてサーバーの一部を複数のユーザーが使えるため、デプロイの粒度もよくなる。しかし、クラウドには、仮想化テクニックがパフォーマンスに加えるオーバーヘッドや近隣のテナントとのリソースの競合といったオンプレミスにはない独自の難しさもある。
この章での学習目標は次の通り。
クラウドのパフォーマンス分析には本書全体が関わっているが、この章では、クラウド固有のパフォーマンス問題だけを取り上げていく。具体的には、ハイパーバイザーと仮想化の仕組み、ゲストにリソースコントロールが適用される仕組み、ホスト、ゲストからの可観測性などである。一般に、クラウドベンダーはそれぞれ独自のカスタムサービスやAPIを提供しているが、本書ではそれには触れない。個々のクラウドベンダーが提供しているそれぞれのサービスについてのドキュメントを参照していただきたい。 ...
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