10章モジュールとパッケージ
最近のほとんどのプログラミング言語は「ネームスペース」や「ライブラリ」を使ってコードを整理・統合するための仕組みを備えています。Goも例外ではありません。ただし、ほかの機能同様、Goにおいては少し異なるアプローチが採用されています。
この章ではパッケージやモジュールを使ったコードの構成方法、「インポート」の方法、サードパーティーのライブラリの利用法、そして独自ライブラリの作成方法を説明します。
10.1 リポジトリ、モジュール、パッケージ
Goのライブラリは(大きいほうから)「リポジトリ」「モジュール」「パッケージ」の3つの概念を使って管理されます。リポジトリは開発者にはお馴染みでしょう。プロジェクトのソースコードが保存される場所で、バージョン管理システム(VCS)が備わっています。モジュールはGoのライブラリあるいはアプリケーションのルート(root)になり、リポジトリに保存されます。モジュールは1個あるいは複数のパッケージから構成されます(importで指定するのは「パッケージ名」です)。
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リポジトリに2個以上のモジュールを保存することはできますが、それは推奨されません。モジュール内のすべてが同じバージョンを付与されます。2つのモジュールをひとつのリポジトリで保守するということは、ひとつのリポジトリで2つの異なるプロジェクトのバージョンを管理することになります†1。 |
[†1] 訳注:この本(日本語版)の例題のリポジトリには、複数のモジュールを入れていますが、これは何度もダウンロードするのは大変なので、すべての例題を一度にダウンロードできるようにしたほうがよいと判断したためです。ひとつのファイルだけでは実行できない例は、サブディレクトリを作成してモジュールにしています。 ...
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