April 2025
Intermediate to advanced
448 pages
6h 50m
Japanese
TypeScriptコミュニティが成長するにつれて、開発者は特定の問題を解決するためのトリックをどんどん思いつくようになりました。これらの「レシピ」の一部は、TypeScriptの型チェッカーを活用し、値の同期漏れや網羅的でない条件分岐など、従来は検出できなかったようなカテゴリーのミスを検出可能にするものです。また、TypeScript自体がモデリングに苦労しているパターン、たとえばオブジェクトに対する反復処理や、配列からのnull値のフィルタリング、可変長引数の関数などを、モデリングするためのトリックもあります。
この章のレシピを適用すれば、TypeScriptは現実の問題をより多く、より少ない誤検出で見つけられるようになります。Stefan Baumgartnerの『TypeScript Cookbook』(O'Reilly Media)にはさらに多くのレシピが掲載されているので、これらのレシピを気に入った方は読むといいでしょう。
never型を使って網羅性チェックを行う静的型解析は、すべきでないことをしている箇所を見つけるのがとても得意です。間違った型の値を代入したり、存在しないプロパティを参照したり、間違った数の引数で関数を呼び出したりすると、型エラーが発生します。
このような、言わば作為のエラーに対し、不作為のエラーもあります。すべきことをしていないというエラーです。TypeScriptは常にそのようなエラーを検出するわけではありませんが、switch文やif文の省略されたケースを型エラーにするためよく使われるトリックがあります。これは「網羅性チェック」として知られています。どのようなものか見てみましょう。
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