
Chapter 4 クラウドアプリケーションセキュリティ
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の迅速性、インフラストラクチャコストの効率化、継続的な機能改善と持続的なサービス開発を実現できます。これによ
り、変化の激しいビジネス環境においても柔軟かつ迅速に対応することが可能になります。
しかし、クラウド環境におけるサービスやその機能が充実しているということは、攻撃の糸口もまた増加していること
を表しています。サービスを起動させるための各種設定値に不備が存在すると意図せずエンドポイントを公開することに
つながったり、マイクロサービスの運用の複雑さに耐えられず強権限を適用してしまうケースがあったりと、従来的な
サービスにはなかったセキュリティリスクや運用の難しさが存在しています。
クラウドネイティブアプリケーションではこのような新規のセキュリティ検討要素に加えて、従来的なセキュリティ対
策も実施する必要があるため、しばしば環境はサイロ化し、セキュリティの統制を取ることが困難になります。こういっ
た課題を解決するために
CNAPP(Cloud Native Application Protection Platform)と呼ばれるサービスが提供されて
います。
CNAPPは統合的なセキュリティ対応を可能とするためのプラットフォームを提供します。CNAPPに関する詳
細な説明は「
09-02 セキュリティ統合プラットフォームの進化と動向」を参照してください。
残りの
Chapterでは、クラウドネイティブアプリケーションが掲げる迅速でスケーラブルな開発を可能にするうえで ...