March 2023
Intermediate to advanced
384 pages
5h 30m
Japanese
コードベースを守るセーフティネットの重要性を扱う第Ⅳ部にようこそ。高い場所で綱渡りをするパフォーマーについて考えてみよう。彼や彼女がいかに修練を積んでいたとしても、最悪の事態に備えるために必ず転落防止用のセーフティネットを張る。パフォーマーは綱の上で足を滑らせても転落の危険はないという安心の元で自信を持って綱渡りのパフォーマンスを見せる。あなたも、あなたのコードベースで仕事をするコラボレータたちのために、同じような安心と信頼を提供したいところだ。
たとえあなたのコードにエラーが全くなかったとしてもその状態はどれだけ維持できるだろうか。リスクはコード変更のたびに生じる。コードベースに新しい開発者が入るたびに、彼らがコードベースの機微をすべて把握するまで一定の時間が必要になる。顧客の考えが変わって半年前とは全く逆のことを要求することもある。これらはみな、ソフトウェア開発のライフサイクルで普通に起きることだ。
開発者のセーフティネットは、静的解析とテストの組み合わせである。テストや優れたテストの書き方については多くのことが書かれてきた。これからの章では、なぜテストを書くか、どのテストを書くかをどう決めるか、どうすればテストがもっと価値のあるものになるかを説明する。単純なユニットテストや結合テストの枠を超え、受け入れテスト、プロパティベーステスト、ミューテーションテストなどの高度なテクニックを取り上げる。
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