= はじめに
本書は、Rでプログラムを書く方法を学ぶためのものです。データのロードから始まって、独自関数の開発まで進みます(この関数は、ほかのRユーザーの関数よりも高いパフォーマンスを発揮するでしょう)。しかし、本書はRのありふれた入門書ではありません。私は、読者がコンピュータ科学者になるとともにデータサイエンティストになるための力になりたいと思っているので、本書はデータサイエンティストにとって特に大切なプログラミングスキルに焦点を絞り込んでいます。
本書は、3つの実践的なプロジェクトに沿って構成されています。3つともかなり本格的なプロジェクトなので、複数の章にまたがっているのです。私がこれらのプロジェクトを選んだことには2つの理由があります。まず第一に、これらはR言語の守備範囲をカバーしています。本書では、データのロードの仕方、データオブジェクトの組み立てと解体、Rの環境システムの操作方法、独自関数の書き方を学ぶことができ、if else文、forループ、S3クラス、Rのパッケージシステム、Rのデバッグツールなど、Rのあらゆるプログラミングツールを利用します。また、これらのプロジェクトでは、ベクトル化されたRのコードの書き方も学びます。ベクトル化は、Rの利点を使って非常に高速なコードを書くためのスタイルです。
しかし、それよりも重要なのは、これらのプロジェクトから、データサイエンスのロジスティクス面での問題の解決方法を学べることです。そして、ロジスティクスの問題はたくさんあるのです。データを操作するときには、エラーを起こさずに大規模な値を格納、読み込み、操作する必要があります。本書は、Rによるプログラムの書き方ばかりでなく、データサイエンティストとしての仕事をサポートするためにプログラミングスキルをどのように生かしていくかも、読み進めていくうちに学んでいけるようにしてあります。 ...
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