1章基本中の基本
この章では、R言語の概要を説明し、すぐにプログラミングに取り掛かれるようにします。そして、乱数の生成に使える2個の仮想サイコロを作ります。プログラミング経験がない人も心配する必要はありません。この章では、プログラミングのために知らなければならないすべてのことについて説明します。
2個のサイコロをシミュレートするためには、1個のサイコロの基本機能を抽出しなければなりません。コンピュータの中にサイコロのような物理的なオブジェクト(もの)を置くことはできませんが(もちろん、ネジを外さずにということです)、オブジェクトについての情報をコンピュータのメモリに保存することはできます。
では、どの情報を保存すべきなのでしょうか。一般に、サイコロは6つの重要な情報を持っています。サイコロを振ると、結果は1、2、3、4、5、6の6種類の数値のどれかにしかなりません。そこで、コンピュータのメモリに値のグループとして1、2、3、4、5、6の数値を保存すれば、サイコロの基本的な特徴を表現することができます。
では、まずこれらの数値を保存する方法について考えてから、サイコロを「振る」方法について考えることにしましょう。
1.1 Rのユーザーインターフェイス
コンピュータに値を保存するよう指示するためには、コンピュータとの話の仕方を知っていなければなりません。ここでRとRStudioの出番がやってきます。RStudioは、コンピュータと話をするための手段となります。Rは、話をするときに使う言語です。まず、コンピュータでほかのアプリケーションを開くのと同じように、RStudioを開きましょう。すると、図1-1に示すようなウィンドウが画面に表示されるはずです。
図1-1 「Console」ペインの最終行のプロンプトにRコマンドを入力すると、コンピュータは命じられたことを行う。このとき[Enter]キーを押すのを忘れないように。RStudioを初めて開いたとき、コンソールは左側のペインに表示されるが、メニューバーの「File」→「Preferences」で変更できる ...
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