III部プロジェクト3:スロットマシン
スロットマシンは、現代のカジノでもっとも人気の高いゲームです。まだ見たことがないという人のために説明すると、スロットマシンは横にレバーが付いているアーケードゲームのような感じのものです。コインを入れてレバーを引くと、マシンは3つのマークのランダムな組合せを作り出します。よい組合せになると賞金がもらえ、ジャックポット(大当たり)が出ることもあります。
スロットマシンは払戻率が非常に低いので、カジノにとっては大儲けができます。ブラックジャックやルーレットなどの多くのゲームは、カジノの方がほんの少し得になりやすいだけです。長期的に見れば、客がゲームに使う1ドルのうち、カジノは97~98セントまでを払い戻しています。しかし、スロットマシンの場合、カジノは一般に90~95セントほどしか払い戻していません。残りはすべてカジノのものになるのです。それはひどいと思われるかもしれませんが、スロットマシンはカジノでもっとも人気のあるゲームの1つだということを忘れないでください。払戻率が低いことなど気にする人はほとんどいません。そして、宝くじの払戻率が1ドルあたり50セントに近いということを考えれば、スロットマシンはそれほど悪いものではないでしょう。
このプロジェクトでは、カナダ・マニトバ州の本物のビデオ宝くじ端末(VLT:Video Lottery Terminals)をモデルとして本当に動くスロットマシンを作ります。この端末は1990年代にスキャンダルの原因となったものです。スロットマシンを再現するプログラムを書けば、このスキャンダルの真相がわかるでしょう。次に、ちょっとした計算とシミュレーションによってスロットマシンの本当の払戻率を明らかにします。
このプロジェクトでは、Rでプログラムを書く方法とシミュレーションを実行する方法を学びます。また、それ以外に以下のことも学びます。 ...
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