詳解 OpenCV 3 ―コンピュータビジョンライブラリを使った画像処理・認識
by Adrian Kaehler, Gary Bradski, 松田 晃一, 小沼 千絵, 永田 雅人, 花形 理
1章概要
1.1 OpenCVとは何か?
OpenCV[OpenCV]はオープンソース(https://opensource.orgを参照)のコンピュータビジョンライブラリで、https://opencv.orgから入手することができます。1999年にIntel社のGary Bradski[Bradski]がOpenCVを立ち上げました。コンピュータビジョンと人工知能の分野で働くすべての人に明確な基盤を提供することで、その分野の研究を加速したいという願いのもとに始めたのです。このライブラリはCとC++で書かれており、Linux、Windows、macOS上で動きます。Python、Java、MATLAB、その他の言語用インタフェースも開発が進んでおり、モバイルアプリケーション用にAndroidとiOSにも移植されています。OpenCVは何年にもわたってIntelとGoogle、そして、特に初期の開発作業の大半を行ったItseez[Itseez](最近Intelに買収されました)から、多くの支援を受けてきました。最後にArraiy[Arraiy]が参加し、常にオープンで無料のOpenCV.org[OpenCV]を保守しています。
OpenCVは、計算効率を優先し、リアルタイムアプリケーションに重点を置いて設計されました。OpenCVは最適化されたC++で書かれており、マルチコアプロセッサを活用できます。みなさんがIntelアーキテクチャ[Intel]上でさらに自動最適化を行いたいのでしたら、IntelのIntegrated Performance Primitives(IPP)ライブラリ[IPP](有償)を利用することもできます。これは、さまざまなアルゴリズムについて最適化された低レベルのルーチンから構成されています。このライブラリがインストールされていれば、OpenCVは実行時に自動的に適切なIPPライブラリを使います。OpenCV ...
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