78
3
章
AngularJS
アプリケーションの開発
3.10
AngularJS
と
RequireJS
の統合
開発環境の整備は可能なかぎり早期に行っておくのがよいでしょう。後になって開発環境を変え
ようとすると、大量のファイルを修正しなければならないことがあります。プロジェクトの規模を
問わず、依存関係の管理と実運用向けパッケージの作成は重要な課題です。
JavaScript
アプリケーションの開発環境の整備はかなり面倒です。
Ant
によるビルドの管理や、
連結を行うスクリプトの作成、コードの最小化をはじめとしてさまざまな作業が必要になります。
しかし最近になって、
RequireJS
(
http://www.requirejs.org/
)などのツールが登場しました。これ
を使うと依存先の定義と管理を行うことができ、ビルドのプロセスへの組み込みも可能になりまし
た。依存先の読み込みを非同期形式で行うこれらのツールによって、コードの実行前にすべての依
存先の読み込みが完了していることが保証されます。その結果、開発者はアプリケーション自体の
機能の作成に専念できるようになりました。
AngularJS
は
RequireJS
との相性がよく、開発者は両者のメリットをともに享受できます。以
降では、体系的かつ簡単なやり方で正しく機能する構成の例を紹介します。
プロジェクトの構造は以下のとおりです。以前に紹介したスケルトンの構造とほぼ同様です(若
干の変更はあります)。
app
ユーザー側に提供されるすべてのコード(
HTML
、
JavaScript ...