6章テナントの認証とルーティング
これまでの段階では、コントロールプレーンに重点を置いて、アーキテクチャにマルチテナントを実装できる基盤の構築に取り組んできました。オンボーディング、ユーザー管理、テナント管理により、テナントをSaaS環境に登録するための構成、情報の取得、事前準備を行うことができます。それでは、テナントがこれらの構造(およびその他)を使用して、マルチテナント環境の正面玄関に入る方法を考え始めましょう。
ここでユーザー認証を行うことにより、オンボーディングとテナント管理がすべて統合されます。テナント管理に保存された構成情報が、認証体験のフローと実装においてどのような役割を果たすかを見ていきましょう。また、ユーザーとテナントを関連付ける作業によって、マルチテナントアーキテクチャの一部である後続のサービスに不可欠なテナントコンテキストがどのように生成されるかも見ていきます。
この章では、まず、マルチテナントソリューションへのログインページをどのように公開するかという基本事項から見ていきます。SaaS環境へのアクセスには複数の戦略があり、その中には、システムにアクセスするテナントを明示的に識別するものもあれば、内部の仕組みで決定するものもあります。これらの戦略は、テナントの認証方法や適切なアイデンティティプロバイダーとの接続方法に影響します。
また、正面玄関を通る経路がマルチテナント環境の認証モデルにどのように影響するかについても見ていきます。その一環として、さまざまなテナント認証体験をサポートするために、さまざまなアイデンティティプロバイダー構造を使用する方法についても確認します。「4章 オンボーディングとアイデンティティ」で説明したアイデンティティ戦略が、個々のテナントの認証を開始する際にどのように機能するかがわかるでしょう。 ...
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