4章HTTP/1.1のシンタックス:高速化と安全性を求めた拡張
1章ではHTTP/1.0の基本の4要素について説明しました。2章ではこれらの構成要素を組み合わせて行われている、ブラウザのさまざまな処理の裏側について説明しました。HTTPは前方互換性を守っているため、この枠組みや仕組みは1.1以降も大きく変わりません。本章では、1.1以降の新しい機能について説明します。
HTTP/1.1はHTTP/1.0の翌年の1997年にRFC2068 [https://tools.ietf.org/html/rfc2068.html]として最初のバージョンが策定されました。その後、RFC2616 [https://tools.ietf.org/html/rfc2616.html]で改訂、RFC2817 [https://tools.ietf.org/html/rfc2817.html](TLS)、RFC5785 [https://tools.ietf.org/html/rfc5785.html](URI)、RFC6266 [https://tools.ietf.org/html/rfc6266.html](Content-Disposition)、RFC6285 [https://tools.ietf.org/html/rfc6285.html](追加のステータスコード)と機能拡張が行われました。
2014年には、実装優先で規格化が遅れていた部分などを整理し、今までの集大成として現実の実装に深く根ざした形でバージョンアップを果たしました。RFC7230 [https://tools.ietf.org/html/rfc7230.html](メッセージの文法)、RFC7231 [https://tools.ietf.org/html/rfc7231.html] ...