June 2023
Beginner to intermediate
588 pages
8h 49m
Japanese
徹底したディザスタリスク分析のためには、個々のリスクについて発生確率と組織に及ぼす影響を記述する、標準化されたマトリクスを使用して、組織が直面するリスクをランク付けすることをお勧めします。表A-1は、どのような規模の組織でもシステムの詳細に合わせて調整できる、リスク評価マトリクスのサンプルです。
このマトリクスを使用するには、発生確率と影響の列について適切な値を評価します。16章で強調しているように、これらの値は、組織の業務内容、インフラストラクチャ、所在地に依存する可能性があります。米国カリフォルニア州サンフランシスコに事業拠点がある組織は、ドイツのハンブルクに事業拠点がある組織よりも、地震に遭遇する確率が高いと思われます。多くの拠点がある組織では、拠点ごとにリスク評価を行うのもよいでしょう。
発生確率と影響の値を算定したら、それらを乗算して各リスクのランクを決定します。得られた値を使ってリスクを高いものから低いものへ順に並べることができ、優先順位付けや準備の目安となります。ランクが0.8のリスクは、0.5や0.3という値のリスクに比べ、より早急に注意を払う必要があると考えられるでしょう。組織が直面する最も重大なリスクに対する対応計画を必ず策定してください。
表A-1 ディザスタリスク評価マトリクスのサンプル
| テーマ | リスク | 1年以内の発生確率 | リスク発生時の組織への影響 | ランク | リスクの影響を受けるシステムの名前 |
|---|---|---|---|---|---|
| ほぼない:0.0相当低い:0.2やや低い:0.4ありうる:0.6相当ありうる:0.8不可避:1.0 | 無視できる:0.0最小程度:0.2中程度:0.5重大:0.8壊滅的:1.0 | 発生確率× 影響 ... |
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