7.9 プロキシのある環境における開発環境の整備

HTTPプロキシサーバーとは、クライアントからサーバーへHTTP通信を行う際に、高速なアクセスやセキュリティなどを確保するために用いられるサーバーです。

業務利用のコンピューターで、インターネットへの安全な通信だけを許可するために「HTTPプロキシ」を設置している会社は少なくないでしょう。プロキシはネットワークを保護するものであり、キャッシュによる高速化、情報流出の防止、監査ログの取得、ウィルス検知など多くの利点があります。一方でITエンジニアにとっては各種開発ツールにプロキシ情報をうまく設定する必要があり、上手に付き合っていくことが求められます。

ここでは基本的な設定方法についてさまざまな情報を紹介します。

7.9.1 プロキシサーバーの設定

アプリケーションがプロキシ経由でインターネットに接続する場合、接続したいサーバーではなくプロキシサーバーにいったんリクエストを送信し、その後プロキシサーバーが目的のサーバーにリクエストを転送します。そのため、プロキシサーバーの場所をアプリケーションに教えることがまず第一歩となります。

プロキシサーバーを知る方法は、アプリケーションによっていくつかに分類されます。

表7-5: プロキシの設定方法

種類

アプリケーション例

詳細

OSのネットワーク設定を踏襲

Visual Studio Code、Chrome

ただしパスワードはそれぞれで入力

一般的な環境変数

curl、go、aws

HTTP_PROXYHTTPS_PROXYNO_PROXY

アプリケーション固有の環境変数・設定

Docker、npm、Git、gcloud

WindowsでもmacOSでも、OSのプロキシ設定はネットワーク設定の中にあります。Visual ...