11章ここまでの振り返り
Jason Strimpel
第II部で紹介したさまざまな事柄が、アイソモーフィックJavaScriptアプリケーションのしくみを深く理解するのに役立ったことと思います。この知識を活用して、既存のソリューションを評価あるいは修正したり、読者のニーズに応じて何かまったく新しいものを作り出したりできるでしょう。新しい世界に飛び出す前に、ここまでに学んできた内容を復習することにします。アイソモーフィックな開発へと踏み込むための知識を、より確実なものにできるはずです。第II部を簡単に振り返り、アイソモーフィックである必然性とその制約を明らかにします。
11.1 実運用への対応
第II部全体を通じて、アプリケーションのフレームワークとこれを利用したシンプルな例を少しずつ作成してきました。概念を学ぶ上では役に立ったかと思いますが、このフレームワークを実環境で運用することは推奨しません。本書のために学習用として作成したフレームワークだからです。よく使われる機能については、実運用にも適したライブラリがすでに作られているはずです。例えばセッションの履歴の管理には、history(https://www.npmjs.com/package/history)を利用できます。本書では意図的に、このようなライブラリの利用を回避しています。単にライブラリのAPIを学ぶのではなく、基礎的な概念やネイティブなAPIに親しむことをめざしました。もちろん、十分に普及しておりサポートがしっかりしているオープンソースのソリューションを使うというのもよいことです。我々が考慮していないような、発生しにくい問題にも対応されていることがよくあります。
11.2 どの程度の構造が必要か知る
第II部では、リクエストとレスポンスのライフサイクルを共通化することの重要性を強調しました。しかし、ここまでは必要ないということもあるでしょう。例えばReact( ...
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