第Ⅲ部実世界でのソリューション
近年、アイソモーフィックJavaScriptは大きな飛躍を遂げています。本書の執筆を始めてからも、アイソモーフィックJavaScriptを取り巻く世界は変化し進化しています。JavaScriptという言語自体もサーバー側でのJavaScriptの実行環境も、成熟して幅広く採用されるようになってきました。ブラウザとサーバーの双方で実行できるライブラリが驚くほど多数作られ、JavaScriptが支配的な地位を得つつあります。
さまざまな経歴を持った開発者たちがJavaScriptに結集しようとしています。O'Reilly MediaのFluentカンファレンス(http://conferences.oreilly.com/fluent/)では、本書で解説してきた概念や実装を利用しようとしている多数の開発者に会うことができます。JavaScriptコミュニティーで指導的な役割を果たす人々とも、議論の機会を得ました。多くのケースで、Node.jsがエンタープライズの世界に進出するきっかけとしてアイソモーフィックJavaScriptが実際に使われているということがわかりました。アイソモーフィックJavaScriptは世界を変えてしまう可能性を持っています。まったく異なるサーバー側のフレームワークを常用している人々も含めて、多くのチームがサーバー上でのJavaScriptによるメリットを認めつつあります。アイソモーフィックJavaScriptの意義を否定することは、年々困難になってきています。特に、初期ページを読み込む際のパフォーマンスや検索エンジンでのインデックス化そしてSEOについて議論の余地はありません。
本書ではここまで、アイソモーフィックJavaScriptアプリケーションを作るために必要な基礎知識の習得をめざしてきました。アイソモーフィックJavaScriptでの概念を紹介し、この概念を実現するための基盤となるフレームワークを作成しました。第III部では、今日のマーケットで実際に使われているソリューションについて考察します。アイソモーフィックJavaScriptが採用されている(あるいは、採用されようとしている)さまざまなフレームワークを取り上げます。実際の企業での、アイソモーフィックJavaScriptへの取り組みも紹介します。置かれた状況も、使われるテクノロジーも企業ごとにさまざまです。これらのケーススタディから、アイソモーフィックJavaScriptアプリケーションを作成する際に解決するべき問題が明らかになるでしょう。この第III部を読むことによって、アイソモーフィックJavaScriptの全体像に奥行きが与えられることをめざしています。アイソモーフィックJavaScriptを採用するためのアプローチを、読者も検討してみてください。 ...
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